都電荒川線巡りで一日小旅行!レトロな風情が残る荒川線沿線で東京の下町散策です

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都電荒川線は、東京の下町散策にぴったりの路線です。

沿線には今でも下町のレトロな雰囲気を残している所もあり、観光スポットや見所もたくさんあります。

今回は、都電荒川線の一日小旅行をレポートします!

沿線には見所がたくさんありますが、今回のプランでは、雑司が谷の鬼子母神からスタートし、巣鴨商店街、飛鳥山公園、あらかわ遊園、都電おもいで広場、三ノ輪橋を巡りました。

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都電荒川線は唯一の都電。三ノ輪橋〜早稲田間を走ります

三ノ輪橋停留所

都電荒川線は東京に残る唯一の都電で、三ノ輪橋〜早稲田間を運行しています。

走行距離は約12kmで、停留所は30ヶ所あります。運行区域は新宿区、荒川区、北区、豊島区の4区にわたります。

電車なのですが、感覚的にはバスに近いです。駅と呼ばずに停留所と呼ぶ所もそうですね。電車は1両しかないので、なおさらバスみたいです。

ヨーロッパではこの手の路面電車はトラムと呼ばれ、現在でもよく見かけますが、日本ではトラムって馴染みがないですからね・・。

普通に線路を走る区間もあれば、一般道を他の一般車に混じって走行する区間もあり、これが他の電車ではなかなか体験できない都電荒川線ならではの面白さではないかと思います。

発車の合図がチンチン鳴るのも都電ならではです。

同じような電車として、都内には東急世田谷線もあります。

同じ路面電車ですが、世田谷線は線路上のみの走行で、荒川線のような蛇行運転もありません。また、世田谷線は車両が2つです。

世田谷線には世田谷線の良さがありますが、比べてしまうと、荒川線ほどの新鮮さはない(?)かもしれません。

荒川線は東京の都心から下町まで広域を走行する地元バスのような存在で、ユニークさでは圧倒しています。

都電では荒川線を観光路線としてもアピールしていて、「東京さくらトラム」という別称をつけたり、「小さな電車でおさんぽ日和」という小冊子を車内に置いていたりします。

確かに荒川線の運行区間は、観光に最適なスポットがたくさんあり、下町のレトロな雰囲気を感じることができる場所もまだ残っています。

ということで、荒川線は都民の生活の足としてだけでなく、観光列車のような役割も果たしているのですね。

このユニークな荒川線と沿線のレトロな雰囲気は、外国人観光客も惹きつけるようで、沿線巡りを楽しむ外国人観光客も多いようです。

そんな荒川線ですが、沿線巡りをするなら都電一日乗車券が欠かせません。都電一日乗車券は大人400円(小児200円)です。

1回の乗車運賃は大人170円(小児90円)ですので、3回以上乗り降りするなら一日乗車券を買った方がお得です。

一日乗車券は車内又は荒川電車営業所で買うことができます。PASMOやSuicaに付加することもできます。

また、都電だけでなく都営地下鉄なども使える一日乗車券の「都営まるごときっぷ」もあります。こちらは大人700円(小児350円)です。

自分のプランに合わせてお得になる方を選びたいですね。

また、一日乗車券を持っていると、飛鳥山公園内の博物館やあらかわ遊園、旧古河庭園など、入場料の割引サービスが受けられるところがあります。

ただし、PASMOやSuicaに付加したIC一日乗車券では割引に対応していないので、注意が必要です。

荒川線の乗り方はバスに近く、乗車時に運賃を払います。新たに乗るたびに乗車券が必要になるので、一旦降りたらまた同じ方向に行く時もまた乗車券が必要になります。

荒川線では観光者向けに下町のレトロな雰囲気を醸し出そうとしているのか、停留所が意図的にレトロに作られている所がよくあります。

以下の写真は終点(始点)の三ノ輪橋の停留所。

わざわざ昔のポスターや看板を再現していて、ちょっとした映画セット(?)のようです。ベンチもレトロに作られています。

こうした演出を楽しむのも荒川線巡りならではですね。

三ノ輪橋停留所

今回の荒川線巡りのスタートは雑司が谷・鬼子母神堂から!

今回の荒川線巡りの小旅行は、雑司が谷にある鬼子母神堂からスタートです。

池袋駅から徒歩15分ほどですが、駅前の喧騒から離れ、下町風情が残るエリアになっています。

歴史を感じさせる境内は、都会にあるとは思えないほどの静かな雰囲気です。

境内には、昔の雰囲気を残すレトロな駄菓子屋さんがあり、今でも現役でこういう店が存続しているんだ・・と驚きです(下の写真右)。

鬼子母神の境内だからこそ存続しているのでしょうが、ここまでレトロな駄菓子屋さんは、現在では貴重です。

境内には、東京都指定天然記念物で樹齢約700年という大公孫樹(大イチョウ)がそびえ立っています。

歴史ある境内といい、樹齢700年の大イチョウといい、まさにパワースポットにふさわしい霊験あらたかな雰囲気を感じました。

鬼子母神堂の境内を抜けて、右の方に5分ほど歩くと、都電荒川線の「鬼子母神前」停留所に着きます。

ここから三ノ輪橋方面の都電荒川線に乗ります。

庚申塚では巣鴨商店街を散策!停留所直結の「甘味処 いっぷく亭」で一休み!

庚申塚停留所

「東池袋四丁目」や「大塚駅前」を通過し、「庚申塚」で下車します。

庚申塚停留所には、停留所(三ノ輪橋方面)直結の「甘味処 いっぷく亭」があるので、こちらでお昼ご飯です。

おそらく長年営業していると思われる、下町風情のある甘味処です。甘味の他に、食事も食べられます。

店内は混雑していて、お客さんがひっきりなしに訪れています。

頼んだのは焼きそばとおはぎのセット「こだわりセット」(770円)です。焼きそばは、いかにも手作りといった優しい味で、もっと食べられそうなくらい美味しいです。

おはぎはボリュームたっぷりで、お腹がいっぱいになります。

焼きそばだけだと少し物足りないですが、これにおはぎがあると、満足感がかなりありました。

昼ごはんの後は、停留所から右に曲がってすぐの、巣鴨地蔵商店街を散策しました。

巣鴨商店街は、JR巣鴨駅からしか行ったことがなかったのですが、今回はJR方面からの入り口とは反対側の入り口となります。

JR巣鴨駅から行くより近く、騒々しくないので、荒川線で行くのも悪くないと思いました。

商店街は、4のつく日(縁日が開かれる)ではなかったので、閑散としていましたが、新しい店ができていたり、掘り出し物があったりして、さすが巣鴨でした。

商店街の散策後は、再び庚申塚停留所に戻り、次は「王子駅前」を目指します。

飛鳥山から王子駅前にかけては一般道の蛇行を体験!飛鳥山公園で散策も!

「飛鳥山」と「王子駅前」付近は、荒川線に乗っていて楽しい区間です。

専用の線路を抜けて、一般道を一般車とともに走るのです。走行区間は、上の写真のように蛇行していて、乗っていて楽しいです。

一般車も慣れたもので、電車がいないときは普通に路線上を走り、電車がいるときはちゃんと避けて走行します(当然ですが)。

「飛鳥山」と「王子駅前」の前には、桜の見所でもある飛鳥山公園があります。

今回は、王子駅前で下車しましたが、王子駅前からは公園行きのケーブルカーが運行しています。

このケーブルカーは公共サービスで乗車賃は無料、乗車口には係員の方もいて、丁寧に誘導してくれます。

ケーブルカーから見た景色はなかなか爽快です!

普通に歩いて行ってもいいのですが、ケーブルカーに乗れるときは乗ってみると楽しいです。

ケーブルカーを降りて、公園に着きました。桜の季節ならきれいでしょうが、時期が少し早かったです。

公園は広々としていて、散歩道や子供の遊び場スペースなどもあり、ゆっくり散策することができます。

公園内には、「紙の博物館」、北区の歴史についての「飛鳥山博物館」、日本の近代的な経済社会の基礎を築いた渋沢英一についての「渋沢史料館」の3つの博物館が並んでいます。

今回は時間がなかったために入れませんでしたが、次回は是非行ってみたいです。

なお、こちらの3館は、荒川線の一日乗車券(IC一日乗車券を除く)があると入館料(一般300円)が2割引となるので、一日乗車券を持っているときは忘れないようにしたいですね。

下の写真は「渋沢史料館」です。

公園の散策後は、再び荒川線に乗車して、「あらかわ遊園地前」を目指します。

荒川遊園地前ではレトロな下町の遊園地、あらかわ遊園へ!

「荒川遊園地前」で降りて右に曲がり、通路をしばらく進むと、奥にあらかわ遊園があります。

レトロな雰囲気と観覧車がかわいいですね。この日は残念ながら休園日でした。

ここでは一日乗車券(IC一日乗車券を除く)があると、入場料(大人200円、小中学生・65歳以上100円)が無料になります!

その後、停留所に戻り、終点三ノ輪橋まで行きました。

三ノ輪橋周辺の商店街も散策したかったのですが、時間があまりなかったので停留所周辺を少し見て、折り返しの早稲田行きに乗車。

途中、「荒川車庫前」で降りました。

荒川車庫前の「都電おもいで広場」で昔の荒川線の車両を見学!

都電おもいで広場

荒川車庫前はその名の通り、すぐ前に荒川線の車庫があり、荒川線の車両をじっくりみることができます。

また、停留所の目の前には「都電おもいで広場」があり、都電全盛期の往年の名車2両が展示されています。

土日祝日は開場しているのですが、今回は平日のため入れませんでした。

車両の中には昭和30年代の世界観をテーマにした「おもいでジオラマ」や都電に関するグッズが展示されているそうです。

ちょうど、外国のメディアか何かが取材に来ていました。こういう都電のような列車は外国人も好きそうですよね。

今の荒川線の車両はいかにも現代風で、車体も全面広告で派手だったり、車内も今風にハイテク(?)で、昔の都電の面影はありません。

昔の都電はいかにもこれぞ都電!というイメージ通りの車両で、時代の流れとはいえ、こういう車両に乗ることができないのは少し残念ですね。

ところで、「荒川車庫前」は三ノ輪橋方面の停留所が少し変わっていて、下車専門の停留所と乗車専門の停留所が数十メートルほど離れています。

そのため、2回停車することになるのですが、どうしてこのような作りになっているのか、よくわかりませんでした。

どうやら、ここが車庫(終点となる)であることに関連したオペレーションみたいですね。

梶原停留所直結の梶原書店はレトロな雰囲気の古書店!

早稲田方面の梶原停留所には、これまた停留所に直結した古本屋「梶原書店」があります。

この書店がまた、現在こんなにレトロな本屋はあまり残っていないのではないかというほどのインパクトのある古本屋さんです・・。

おそらくかなり長年営業しているのだと思います。残念ながら写真は撮れなかったのですが。

現代でも、こういう絶滅危惧種(?)的なお店に遭遇するのが、荒川線沿線の面白いところです。

開発の進んだ繁華街や都心は、古いものは総ざらい取り壊しで、今風のビルや店舗に成り代わっていますからね。

東京というのはそういうところだと言えばそうなのですが、昔の面影がすっかりなくなってしまうのは少し残念です。

この古本屋のようなお店も、あと10年も経たずに、経営者の高齢化とか建物の老朽化などで、なくなってしまうのかもしれません。

意図的に作ったようなレトロさは再現可能でも、長年の歴史によって培われた真正のレトロさは、再現できるものではありません。

昔の下町の面影が感じられるのも、あと少しかもしれません。

最後に。荒川線沿線巡りは一日小旅行に最適!のんびり沿線を散歩してみよう!

その後は池袋方面で下車し、荒川線巡りの一日小旅行は終了しました!

沿線には見所がたくさんあり、今回だけでは行ききれないところも多かったです。また次の機会に期待です。

今回、沿線巡りをしていて思ったのは、生活感溢れる地域だということでした。

沿線近くに学校がやたらと多かったり、商店街があったり、都民の生活がより近くに感じられました。

路面電車の荒川線だからこそ、都民の生活空間の中まで入り込んで、生活の一部となっているのでしょう。

歴史のある都電荒川線ですが、今後も存続してほしいと思います。

観光列車としても、とても魅力のある路線ですので、下町散歩に出かけたいときにはオススメです!

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