フランス北部のルーベ市が「1ユーロで空き家譲ります」プロジェクトを開始!どのような物件をどのような条件で購入できるのか調べてみました

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フランスに住んでみたい!と思う人は多いと思います。しかも、フランスの素敵な一軒家に住むことができたら、言うことありません。

フランス北部のルーベ市が1ユーロで空き家を販売する、とのニュースを聞きましたので、どんなプロジェクトなのか、調べてみました。

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ルーベ市の「1ユーロで空き家譲ります」とはどんなプロジェクト?

ルーベ市は、フランス北部のベルギーとの国境近くにある地方都市です。

今回の「1ユーロで空き家譲ります」とのプロジェクトは、過疎化に悩むルーベ市が、購入者が改修工事を行うことなどを条件に、1ユーロで空き家17軒を売り出すというプロジェクトのようです。

このニュースは、3月23日放送のBS国際報道で知ったのですが、映像を見ると、空き家というより廃屋に近いです。

電気が通じていなかったり窓がなかったり、壁から木が生えている家もあり、要するに改修工事をしなければ住むことができない家屋ばかりです。

ニュースによると、どの家屋も大規模な改修工事が必要で、費用は700万〜2,500万円ほどかかるとのことです。

それでも市によると、市場価格より2割ほどは安いのだとか。

廃屋を放置しておくと街の景観も良くないですし、街がどんどん廃れていきます。

改修工事を条件に実質タダで廃屋を譲り渡すことで、建物も蘇り、街の活性化にも繋がります。

いわば街の活性化計画の一環というところです。

物件の購入申し込みは、ルーベ市のサイト(仏語のみ)から行うことができます。

このプロジェクト、原題は「MAISON À 1€ AVEC TRAVAUX」となっていて、ただの「1ユーロで家譲ります」ではなく、ちゃんと “avec travaux” が付いていますね〜。

作業(仕事)付きの1ユーロ家、ということですね。

購入の条件は、改修工事だけではありません。購入者にも条件がつけられています。

このプロジェクト、気になったのでルーベ市のサイトを確認してみました。

購入者の条件、スケジュールは?

購入者には、以下の条件が付けられています。

  1. 収入が一定の上限以下であること(家族構成により上限額が異なる)
  2. 過去2年間、自己所有の家がないこと
  3. 改修工事を行う資金があること
  4. 6年以上居住すること

このプロジェクトの目的は過疎化対策や街の活性化で、そのために実質タダで物件を譲渡するわけです。

そのため、投機目的の人が購入しないように、実際に居住してこの街で生活する人が購入してくれるように、このような条件になっているのでしょう。

収入の上限は、例えば単身世帯の場合は年間約24,000ユーロ、4人家族の場合は年間約41,000万ユーロとなっています。

また、改修工事の費用ですが、市のサイトには販売物件ごとに費用の目安が記載されています。

面白いのが、購入者が内装や工事の一部を自前でやるかどうか、各種控除金を受けられるかどうか、などで費用の目安が異なってくることで、サイトには9パターンの費用が掲載されています。

改修工事を業者に全部お任せするパターンが一番費用が高いのはもちろんですが、購入者が一部の工事を自分でやったり、内装などの仕上げを自分でやることで、費用が抑えられる、ということです。

この辺の発想は、DIYが浸透していて、古い家の改修を自分でやってしまう人が多い西欧ならではですね。

しかも、市のサイトにちゃんとDIYの場合の費用パターンまで掲載されているという・・。

もちろん購入者からすれば、費用はできる限り安くしたいですからね。

さて、購入のスケジュールですが、以下の通りとなっています。

申込書の請求:2018年3月21日〜5月31日

申込書の提出:2018年5月31日締め切り

その後、購入候補者の選定→購入候補者による物件の内見→最終購入者の決定→購入契約→改修工事→居住、という流れになります。

申込書は市のサイトからメールアドレスを打ち込めば、誰でも請求できます(自動返信メールに申込書のリンクが貼ってあります)。

ただし、提出の時は、各種証明書とともに紙で送付(または持参)する必要があるようです。

物件は、第3希望まで書くことができます。ただし、自分の家族構成と改修工事の予算に合った物件しか選べません。

また、その時点で内見はできないので、遠方の人はサイトの情報を頼りにするしかないですね。

市による購入候補者の選定がされた後、候補者10名は物件の最終判断をするため、内見をすることができます。

その後、最終購入者が決定することになります。

なかなか手続きが大変ですし、長くかかりそうですね。

このプロジェクトは、正確に言えば、市の財産の「実質タダでの払い下げ」です。

ですので、不当な取引とならないよう、第三者機関の関与などもあり、手続きが厳格に定められています。

ちゃんと規則に則って実施します、透明性を確保します!などと、市もアピールしています。

本当にお得なのか?外国人も応募できる?

このプロジェクト、購入者になるには数多くの選抜をくぐり抜けなくてはなりませんし、時間もかかります。

それでも、金銭的にはお得なのでしょうか?

ニュースでインタビューに答えていた地元の人は、改修工事の費用を考慮すれば結局安いとは思えない、と言っていましたが。

ルーベに移住したい、という人には良いのでしょうね。

それから、この手の移住促進プログラムにはありがちですが、市としてはなるべく若い家族世帯に来てもらいたいのでしょうから、単身者とか高齢世帯が応募すると不利になりそうな・・気がしてしまいます(応募自体はできるのでしょうが)。

いずれにしても、市による選定がありますからね・・。

それでも、改修工事のみで家が手に入るとあって、かなり応募者が集まるのではないかと予想します。

ところで、このプロジェクト、外国人も応募できるのでしょうか。

応募要件を見たところ、国籍要件や居住要件はありませんでした(書けないのかも?しれませんが)。

ですので、外国人でも応募はできるのでしょう。なお、応募書類には国籍を証明するもの(パスポートなど)を添付する必要があります。

しかし、応募できるだけで、実際に選定されるかは全く別ですからね・・。

フランスに住んでいる移民とか、EU圏の人とかであれば、選定される可能性はあるでしょうね。

しかし、例えば日本に住む日本人とか、全く関連がなさそうな場合は・・なかなか難しそうな気がします。

やはりフランスで家を持つなんて、普通の日本人には敷居が高いですよね・・><

最後に。過疎化対策として面白いプロジェクト!

改修工事を条件に家を1ユーロで売る、というのは、過疎化対策としてなかなか良いアイデアだと思いました。

実際に海外でも報道されているし、ルーベの良いPRにもなっています。

実際に物件を獲得できるのがどんな人たちなのか、興味はありますが、街の活性化につながると良いですね。

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