香川県のお土産におすすめ!民芸品の高松張子「奉公さん」、丸亀うちわ、お菓子の「おいり」をご紹介!香川県はうどんだけじゃない、魅力のあるお土産がたくさん!

落水紙を使用した青い丸亀うちわと高松張子の「奉公さん」の画像

香川県に行ったら何をお土産に買いますか?

香川といえば、もちろんうどんですが、香川にはうどんだけではなく個性的で印象的な民芸品やお菓子が色々あります。実際、香川県は「うどんだけじゃない!」とPRしているようです。

今回は、香川県のおすすめのお土産として、民芸品の高松張子と丸亀うちわ、お菓子のおいりをご紹介します!どれも手頃でかわいいお土産です!

これらのお土産は、高松市の特別名勝・栗林公園の入り口前にある香川県の物産館「栗林庵」で買いました。栗林公園に行った際に、立ち寄ってお土産探しをしてはいかがでしょうか。

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高松張子は素朴で味わい深い郷土玩具!「奉公さん」は悲しい伝説をモチーフにした高松張子の代表。

「宮内フサ三代目みき子」さん制作の高松張子「奉公さん」(小サイズ)の正面の画像

高松張子は香川県高松市の郷土玩具です。

高松では江戸時代頃から様々な玩具やおもちゃが作られており、高松張子もその一つでした。張子の人形には虎や鯛戎など様々なモチーフがありますが、中でも代表的なモチーフとなっているのが「奉公さん」(上の写真)です。

昔、お殿様のお姫様に仕えているおマキという少女がいました。ある時、お姫様が重い病気にかかってしまいます。そこで、おマキが身代わりとして自分の身に病気を受け、一人離れ島で短い一生を終えました。

人々はおマキを憐れみ、褒め称え、「奉公さん」という人形を作りました。これが「奉公さん」の由来です。

子供が病気にかかると、「奉公さん」を買って、子供に抱かせてから人形を海に流すと子供の病気が治る、というように、病を治すおまじないとして、人々に浸透していきました。

また、赤色は魔除けや病除けの意味を持っていたため、赤い服を着た「奉公さん」は子供の守り神としての意味もあったそうです。

何も由来を知らないで見ると、とてもかわいい張り子のお人形なのですが、由来を知ると、とても悲しいですね。また、「奉公さん」の額がうっすら赤くなっているのは、おマキが受けた病のための熱なんだそうです・・。

高松張子は紙の張り子なのでとても軽く、しかも丈夫なので子供の玩具としても重宝されたでしょう。

現在はこういう手作りの民芸品で遊ぶということは少なくなっていると思いますが、現代のようなおもちゃがなかった時代、高松張子は貴重な遊び道具だったのだと思います。

「宮内フサ三代目みき子」さん制作の高松張子「奉公さん」(小サイズ)の画像で、後ろ側に制作者の名前が書いてある

現在、高松張子の作り手は3名しかいないそうです。作り手によって雰囲気や味わいも異なるのですが、筆者は今回、「宮内フサ三代目 みき子」さんの作品を買いました。

サイズは色々ありますが、筆者は小サイズを買いました(800円)。手のひらに乗るサイズで持ちやすく、とてもかわいいです。

宮内フサさんは人間国宝で、1985年に102歳で亡くなるまで高松張子を作り続けました。宮内フサさんの作った人形は、昭和の戦時下で下火となった高松張子が再び脚光を浴びるきっかけとなりました。三代目の太田みき子さんは宮内フサさんの孫に当たるそうです。

丸亀うちわは丈夫でデザイン性も優れたうちわ!日常使いできる気軽さもあり!

三谷順子さん制作の人間国宝濱田幸雄さん梳きの土佐典具帖紙(落水紙)を使用した青い丸亀うちわの画像

丸亀うちわは丸亀の代表的な伝統工芸品です。「伊予竹に土佐紙貼りてあわ(阿波)ぐれば讃岐うちわで至極(四国)涼しい」と昔から歌われてきたそうです。

丸亀は江戸時代から代表的なうちわ産地でしたが、現在でも国内シェアは9割にのぼり、年間1億本物生産量を誇っているとのことです。

丸亀うちわは、柄と骨が一本の竹から作られるのが特徴で、1本のうちわで全部で40以上の工程があるそうです。

丸亀うちわは形もデザインも実に様々で、色々と欲しくなってしまいます。筆者は今回、上の写真の落水紙を使った丸亀うちわを買ってみました。値段は1,200円でした。

魅力的なうちわがたくさんあり、迷ったのですが、このうちわは、落水紙を使っている斬新な作品だと思ったのと、見た目も夏にふさわしく涼しげで、いかにも日本的なうちわなので、これにしよう!と決めました。

この落水紙うちわは、伝統工芸士である三谷順子さんの作品です。使っている紙は、人間国宝濱田幸雄さんの梳いた土佐典具帖紙(落水紙)だそうです!

人間国宝の梳いた紙を使っているなんて贅沢すぎて、気軽に使えなさそう・・と思いましたが、糊でしっかり固めてあるので丈夫です。

写真で見ると、いかにも薄そうですが、すぐ破れてしまいそうという感じはなくて、雑な使い方をしなければ大丈夫そうです。(といっても、、あまり力を入れれば破れてしまうでしょうが)

濱田幸雄さんの梳いた紙は薄くて強く、揉んでも破れないのが特徴で、「カゲロウの羽」と称されたそうです。残念ながら濱田さんは2016年に85歳で亡くなりました。

このうちわの落水紙を見ていると、向こう側が透けるように薄い上に、紙の繊維の模様が繊細で、まさに優美で典雅な日本和紙そのもので、本当に美しいです(写真では伝わりませんが・・)。

とにかく、このうちわは落水紙を使っている上に水色で、とても涼しげなのが気に入りました。日本らしい繊細さが感じられる、本当に上品なうちわだと思います。

岐阜の水うちわ(水をつけて扇げる)などもありますが、少しでも涼しく感じさせる工夫をしたうちわは、日本らしくてとてもいいです。

このうちわの作者、三谷順子さんは、香川県うちわ協同組合連合会が毎年行なっている「丸亀うちわ技術技法講座」に参加したことがきっかけで、うちわ作りをするようになったそうです。

この講座は、丸亀の「うちわの港ミュージアム」で2週間行われるもので、受講料は無料だそうです!筆者も丸亀にいれば、是非行ってみたいと思いました。

伝統工芸の多くの分野では需要と製作者の両方が減っているという問題を抱えていますが、少なくとも製作者については、このような講座があると、間口が広がりますよね。

三谷順子さんは、柄が少し斜めになっていて仰ぎやすいうちわ「Ojigi」で2010年にグッドデザイン賞を受賞されるなど、デザイン面でも素晴らしいうちわを制作されています。

香川の有名なお菓子「おいり」は見ているだけでハッピー!淡いパステルカラーは絶妙な色の組み合わせです!

By 7’o’7投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

さて、最後は香川県の伝統菓子「おいり」です。

おいりというあられ菓子は、香川県の結婚式披露宴の引き出物や結婚時の近所への挨拶回りに使われてきた伝統的なお菓子です。おいりは香川県だけでなく、愛媛県の東の方でも生産されているようです。

あれこれ言うまでもなく、まずきれいなパステルカラーが目を引きます。味は雛あられに近く、淡い甘さのあるお菓子です。

最近は、おいりをトッピングしたソフトクリームも見かけるようになりました。確かにおいりのビジュアル効果は抜群です。色々なスイーツに使えそうです。

このおいり、伝統菓子だけあって予想通り、作るのも非常に手間がかかるのだそうです。おいりの原料は餅米で、小さく切った餅を乾燥させて煎ると、丸くなるのだそうです。

カラフルで優しいパステルカラーのおいりは、見ているだけで嬉しくなりますね。

最後に。香川県には深く知れば知るほど奥が深い、魅力的なお土産がたくさん!

今回は、筆者が印象に残ったお土産をご紹介しましたが、香川県には、様々な魅力的な特産品が多いと思いました。民芸品やうちわなど、日常で使えるものが多いのも嬉しいです。

どれも歴史や伝統の積み重ねがあり、手間暇をかけて丁寧に作られたものばかりです。このような伝統工芸品は元々は日用品でした。

これらが工業生産品に取って代わられた現在、昔の民芸品や工芸品はかえって贅沢品・嗜好品のようになってしまいました。でも、元々は日用品なので、日々使ってこそ良さが出るものだと思います。

これらは、日本ならではの手作りの良さが感じられる品ばかりなので、お土産にするには良いのではないでしょうか?うどんだけではない香川県の魅力が伝わるお土産がきっとあると思います!

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